篆刻(てんこく)道具一式　篆刻刀・石・朱肉など
みにすた流のチューニング（改刻・整備）した雨畑硯です。\r雨端硯本舗の１１代硯匠　雨宮静軒さんの作硯です。\r硯裏に「雨端」と彫られています。\r\r上部の彫は波紋様の彫。\r静軒さんが若い頃に、竹内栖鳳（日本画家）に硯に波紋様を作ろうと学びに行っています。\r意図は、単なる中国紋様の真似から抜け出して日本独自の紋様を作るため。\rその初期の波紋様が見てとれます。\r\r波の中に真っすぐに彫られた墨池、波が集まって墨池に溜まってくる、そんなイメージではないかと思います。\r\r用途としては、かな、写経、細字など、墨を大量に使わず、磨った墨液が乾燥して欲しくない用途に向きます。\r\rかなり重度に使われていた硯でした。\r削りと磨きと補強を何度か慎重に繰り返しました。\r自分で言うのもなんですが、かなりの手間と時間をかけています。\r\r静軒さんの硯の中でも、あまり見かけない多くは作られていない紋様です。まぁ、これが作れるお弟子さんもいなかったろうと思います。\r目の覚めるようなノミさばきによって成り立つ紋様です。\r\r石は、玄昌石（雄勝石）を使われています。\r（売れっ子作家さんだったので、一部の硯に貴重な雨畑の石を使ってはおられますが、割合は多くはない様に見えます。）\rでも、玄昌石でここまでよく彫れるなぁ、と惚れ惚れする彫ではあります。それでも、彼の硯の中でもかなり短時間に彫っている気がします。\r超越した技術のなせる業って気がします。\r\r和硯なので、見てわかる人も少ないかも知れませんが、そんな硯です。\r上記以外にも、各所に細かい工夫があります。\r\rサイズ：13.7×9.5×2.0㎝\r重量：392g\r\r＊墨と同梱であれば墨を400円／本お値引きしております。\r＊発送は全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。\r\rチューニング：墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。字が上手くなった様に感じるとお客様から言われます。\r\r書　書道具　墨\r硯　スズリ　すずり\rかな　仮名　漢字　\r日本画　水墨画　墨絵　\r絵手紙　端渓硯